1 ~「磁石」の動画によせて~
こんにちは!今回の動画では、ゆめちゃんが磁石についての講義をしてくれています。
ゆめちゃんのレッスンは、単なる磁石の性質説明にとどまらず、「地球そのものが磁石である」という大きな視点へと広がっているのが特徴です。
本来、英語圏のYouTubeなどには、このような「子ども向けでありながら専門的」で、考える力や好奇心を刺激する動画が数多く存在します。
ゆめちゃんも、DWEなどで培った英語のインプット土台を背景に、日頃から英語の動画に親しみながら学びを深め、その成果をこのように自然なアウトプットとして届けてくれているのですね。
今回のテーマ「磁石」については、
- 磁石にくっつく物とくっつかない物をわかりやすく区別し
- それぞれに適切な名前(磁性体・非磁性体)を付けて紹介し
- さらに「地球は大きな磁石」という天文学的な視点へと展開していきました。
特に、古代に人々が「マグネタイト」という石を使って方位を知ったという話まで振り返りながら、
磁力を“生きる知恵”としてとらえようとする観察力と洞察力が光っていました。
2 ~ゆめちゃんの講義にみる「英語で学ぶ」力~
ゆめちゃんの講義には、ベスティ式おうち英語で大切にしている「英語を使って世界を理解する力」がしっかりと表れています。
- magnet(磁石)、magnetic object(磁性体)、**non-magnetic object(非磁性体)**といったキーワードを使い分け
- 方位を示すコンパスをとおして、地球の磁力と月には磁力がないことを説明
- 古代の人々が工夫して方位を知った歴史にも自然と話を広げる
このように、ゆめちゃんは、単なる「英語を話す」ことを超えて、英語を通じて知識を獲得し、思考を深める段階に進んでいるのがわかります。
これはまさに、DWEやベスティ式で築いてきた母国語方式の英語習得が「英語で学ぶ」という次のステージに到達した証だと言えるでしょう。
3 ~磁石と地球、月との違い~
動画の中で、ゆめちゃんは
- 地球は大きな磁石(BIG magnet)だから、方位を知ることができる
- 月には磁力がないので、コンパスは使えない
といった、かなり高度な概念を、とても子どもらしい言葉で説明しています。
さらに、「マグネタイト」という石を使って古代の人々が方位を知ったという話題にも触れ、科学的知識と歴史的知恵をつなぐ視点を持っていることがわかります。
ベスティ式では、こうした「一つのテーマから広がる知識のスパイラル成長」を大切にしており、今回の講義も、そのスパイラルの中にしっかりと位置付けられる内容でした。
4 ~語彙表現とその成長について~
もちろん、英語表現の中には
- scissorsをa pair of scissorsとすべきところ
- magnetic objectsと呼ぶべきところで文法ミス
- on Earthであるべきところをin Earthと言ってしまった箇所
など、いくつか小さな間違いも見られました。
しかし、これらはすべて、「言語を感覚的に体得している証」です。
ベスティ式おうち英語では、こうした自然なアウトプットを否定せず、矯正せず、感覚の中で自然に育っていくプロセスを何より大切にしています。
「まず自分の言葉で伝えようとする」→「表現の幅が広がる」→「正確さが整っていく」
この自然な発達段階を信じて、これからもあたたかくサポートしていきたいと考えています。
これからも、ゆめちゃんの成長を一緒に楽しく見守ってくださると幸いです。
ベスティおうち学習研究所
~英語表現正誤のまとめ~
0:22-0:26
【誤】The thing that can stick to a magnet is some scissors.
【正】The thing that can stick to a magnet is a pair of scissors.
[解説]
scissors(ハサミ)は複数扱いなので、a pair ofが必要です。
1:12-1:18
【誤】it’s made out of iron, nickel, cobalt
【正】it’s made of iron, nickel, cobalt
[解説]
made out ofは材料を加工した場合に通常用いるため、ここではmade ofが適切です。
1:27-1:30
【誤】And the things that doesn’t stick to a magnet
【正】And the thing that doesn’t stick to a magnet
1:31-1:34
【誤】is called the non-magnetic objects.
【正】is called the non-magnetic object.
[解説]
それぞれ単数形とすることが正しい表現です。
※小学校2年生になる直前の今の段階では、単数形と複数形の混同はほとんど見られなくなりました🐱
2:02-2:06
【誤】But don’t get on your hands!!
【正】But don’t get them on your hands!
[解説]
ここでは、「釘を乗せないで」と言っているので、目的語として釘の代名詞themが必要です。
2:58-3:01
【誤】and, you know where the south and north is.
【正】and, you know where the south and north are.
[解説]
ここでは、主語が「the south and north」なので、be動詞としては「are」が適切です。
3:05-3:12
【誤】And you can do some compasses in your earth.
【正】And you can do some compasses on Earth.
[解説]
私たちは地球の「中」ではなく、地球の「表面」に住んでいるため、inではなく、onとなります。
4:05-4:06
【誤】Where is my home?
【正】Where is my house?
[解説]
「私の家」という特定の建物を指している場合は、homeではなくhouseを使います。
**おまけ**
1:36-1:42
You can do some needles to go to..like,
このように、ゆめちゃんは、do some 〇〇という表現をよく使います。
これは、なんとなく適当に言うときに使われる意外とよくある表現です。
たとえば、今月の生活費が足りないと夫にクレームを入れたら、夫に「本当に足りないのか?毎月十分渡しているじゃないか」のような場面で、“Do the math!”と言われたり・・・。
この場合は、単にお金の計算だけではなく、「包括的に考えろ」という意味が含まれていますが、割と雑な感じの英語になります。
この他にも、”Do some reading”(もっと本を読んだ方がいいんじゃないの?)のように、割と使い勝手が良い表現ですので、ゆめちゃんも「do some comasses」とか、「do the compass」とかだいぶ荒技を用いています笑
これは文法的にはもちろんNGですが、口語表現としては相手に伝わるのでいいのかなと思います。
文法の誤りについてのベスティの見解
英語を勉強されている方はお分かりのとおり、動画の中でゆめちゃんが話している英語には、いくつか文法の誤りが見られます。
しかしながら、ベスティでは、子どもたちが「直ぐにきちんとした英語(いわゆる「日本の受験における正しい英語」)」を使いこなせるようになることを目的としておりません。
「ここには“the”をつけなければならない」とか「ここに“in”があるのはおかしい」といったようなことに重きをおき、いちいち指摘をして直させようとすると、子どもたちがせっかく英語を楽しく学んで積極的に英語を使おうとしているのに、かえって英語を使うことを萎縮させて子どもたちが英語を嫌いになってしまうと考えているからです。
また、それ以上に重要なことは、ベスティでは、日本語と英語のバイリンガル子育てをするにあたって、子どもたちには母国語を習得して活用していくのと同じように、英語も「自然に、感覚的に、活用しながら習得していく」ことを目指しているからです。
子どもに対して、大人がいわゆる正しい文法で話させることを重視してしまうと、子どもたちは、私たちが日本語を自然に、感覚的に習得し、使いこなせるようになったような感覚的な言葉の活用の仕方を学べなくなってしまいます。
むしろ、ゆめちゃんがネイティブスピーカーと同じように英語を話せるようになってきて、現在進行形で英語の能力がグングン伸びているのは、このようにネイティブの日本語話者が日本語を習得する過程と同じように、英語を吸収し「感覚的に言葉を活用させることができているからこそ」と考えています。
なので、ゆめちゃんに対して英語の誤りを直接正すことをしません。
子どもが話す言葉なんだから間違えていることなんて当然ですし、むしろ、今の現状からどのように英語を使いながら成長して、英語表現の修正や改善がなされ、大人の英語になっていくのか、ゆめちゃんの成長過程をみるのが本当に楽しみです。